アムラとは?
最近ではサプリメントなどの健康食品にも配合されているため、アムラについてご存知の方も多いかもしれません。アムラというのは、トウダイグサ科の木の名前になります。学名は「Phyllanthus emblica」で、「アーマラキー」と呼ばれることもあります。インドやインドシナ、台湾、中国南部の海抜1500m以上の山の斜面に生えているものです。アムラの木というのは、だいたい高さ7mから10mほどで、樹上部に黄緑色の実を数珠なりにつけるのが特徴です。
最近では、アムラの実を採取するために、高さの低い栽培種も多くなってきているそうです。インドでは国内全土で栽培されており、果実はもちろん、種や葉、木の幹や根っこまですべてを薬として使っています。薬以外では、ジャムにしたり、ピクルスにしたりといった形で食べられることもあります。アムラは収穫シーズンになるとアムラの実は、生の状態でも並ぶようになります。
アムラはインドの伝承医学であるアーユルヴェーダの三大果実のひとつでおあります。ちなみに、アムラ以外には、ハリタキーとビビターというものが挙げられます。アーユルヴェーダは「Ayurveda」と書くのですが、生命や命を意味する「AYUS」、教養や英知を意味する「VEDA」というふたつの言葉がひとつになったサンスクリット語になります。日本語で訳すとすれば、「生命の科学」「寿命の科学」といったところでしょう。
世界には古代から伝わる医学というものがあります。ギリシャ医学、中国医学、そしてアーユルヴェーダ医学です。この3つの医学は、「三大伝統医学」と呼ばれています。アーユルヴェーダは5000年前のインドが発祥と言われており、世界保健機関であるWHOが正式に推奨する東洋医学のひとつでもあります。ちなみに、中国の漢方もそのうちのひとつとなっています。病気になったときの対処ではなく、アーユルヴェーダでは病気にならないための予防を考えています。心身ともに健康でバランスのとれた幸せな生活を送ることを重視しています。
このアーユルヴェーダでも使われるアムラの果実なのですが、日本で言うと梅の実に似ています。アムラの果実には、甘味、酸味、苦味、刺激味、渋味があり、辛味以外はすべての味が含まれています。アムラの果実は生命を活性化させ、活力を取り戻すとされており、「アムラは看護師さん」とも言われるほど万能でもあります。ヒンドゥー教においても健康のシンボルとして縁起のいい樹木として知られています。インドではアムラの加工食品がアーユルヴェーダ関連製品の3分の1を占めているとも言われています。
アムラの一般的な活用法は、その部位によって違ってきます。果実を食用で使う場合には、ピクルスや砂糖漬け、ジャムなどに加工することもありますし、サプリメントとしても活用されています。アムラの部位で果実はもっとも多く活用されているといっていいでしょう。アムラの果実を美容などに使う場合には、アムラ果実の浸出液をシャンプーやリンスに配合する、染毛剤の材料として果実粉末を使うといった形になります。洗顔料や保湿剤としても使われることがあります。
アムラの果実以外の部分の活用法も多岐に渡ります。葉や樹皮はインクとして使われますし、幹は染色として使われています。熟成していない果実や樹皮はタンニンを多く含んでいますので、染色の色止めとしても使われています。葉の部分の水抽出液は、炎症を抑える働きがありますので、口腔内の洗浄に使うこともありますし、抗酸化作用の働きを利用して日焼け止めとして使うこともあります。
アムラの伝統的な利用法についても触れておきましょう。アムラの伝統的な利用法としては、やはりアーユルヴェーダの薬の調合が挙げられます、体の炎症を沈める作用をはじめ、滋養強壮、食欲不振、便秘、点眼剤、血の解毒作用などに使われています。アムラは、本当にさまざまな症状に対して効果を発揮してくれるのです。他には、シャンプー代わりとしても使われてきました。頭皮のかゆみを押さえ、抜け毛予防や白髪防止としても使われていたのです。また、アムラの粗く硬い粉末を全身に塗布し、全身の皮膚をマッサージするにも使われていました。
最近では、アムラはさまざまなものに使われています。代表的なものがサプリメントです。アムラによる抗酸化作用や抗メタボリック作用、デトックス、アンチエイジング、活性酸素の除去、血糖値や尿酸値降下作用といったもののためにサプリメントを摂取する方も少なくありません。他にも免疫力アップや老化防止、コラーゲンの保護、滋養強壮のためのドリンク剤、保湿作用や抜け毛予防、白髪防止のためのヘアケア商品、ヒアルロン酸の保護のためのマッサージオイルといったものにも使われています。
アムラの効能効果
アムラにはさまざまな効能効果があるのですが、アムラに含まれている代表的な有効成分からその効能効果についてご紹介していきたいと思います。まずは、ビタミンCです。アムラ果実100gあたりビタミンCは800mg以上含まれていると言われています。一般的にビタミンCは熱に弱いとされているのですが、アムラ果実に含まれているビタミンCは熱に強いのが特徴です。
ビタミンCは、白血球の働きを強化してくれるだけではなく、ビタミンC自身も体の中でしっかりと働いてくれます。免疫力というのは、ご存知のように体の中に入ってくるウイルスなどの異物を排除しようとするシステムのことを指します。その主役がとなるのが白血球ですので、当然、白血球の働きが強化されれば、それだけ免疫力も高まるのです。風邪を引いたときにはビタミンCがいいと言われますが、こういった働きによるためです。特に、天然のビタミンCはガンのリスクや死亡率を低くするとも言われています。
ビタミンCは吸収されやすい成分で、使われないと排泄されます。人間の体の中でビタミンCを合成することはできませんので、外から摂取する必要があります。ビタミンCが不足すると、老化が進行するとも言われています。ビタミンCはコラーゲンの生成を促進してくれますし、強い歯茎や血管、骨や筋肉といったものには欠かせないものです。血管や皮膚を強化し、抗酸化や抗ストレス作用をも発揮してくれます。タバコを吸う方はタバコを吸わない方に比べると、ビタミンCの代謝回転が多いと言われています。そのため、多めのビタミンCを摂取しなければいけません。
アムラには、ポリフェノールも含まれています。アムラ果実100gあたり3000mg以上ものポリフェノールが含まれています。ポリフェノールといえば赤ワインが有名ですが、赤ワインの30倍相当だとも言われています。ポリフェノールには、活性酸素の除去、ヒアルロン酸やコラーゲンの保護といった効果が期待できます。通常、ポリフェノールは苦いのですが、アムラに含まれているポリフェノールは苦味が少ない上に甘みを感じられるのが特徴です。
ポリフェノールというのは、アントシアニンやカテキンなどの植物成分の総称です。さまざまな植物に含まれており、その種類は5000種ほどだとも言われています。細胞の生成や活性などを助けてくれるのがポリフェノールです。かつて日本でも1990年代には赤ワインブームが起こりました。これは、赤ワインに多く含まれるポリフェノールを摂取することによって心臓疾患による死亡率が低くなるという研究結果が発表されたことによるものです。その健康効果からポリフェノールが注目を浴びるようになったのです。
アムラには、ペクチンという食物繊維も含まれています。ペクチンは、ジャムを作るときによく使われるものです。整腸作用がありますので、下痢や便秘などを改善する働きがあると言われています。体の中の脂肪を体の外へと排出してくれる働きがありますので、悪玉コレステロールを下げ、動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病といったものにも効果があると言われています。
アムラがペニス増大に役立つ理由
アムラは、本当にさまざまな効能効果を持っていますし、その活用法というのは多岐に渡ります。体にいいことはわかるものの、男性にとってはアムラとペニス増大がイマイチつながらないという部分もあるでしょう。しかしながら、アムラはペニス増大サプリにも配合されていることがあるのです。
ペニス増大という視点で見た場合、注目すべきはアムラに含まれているペクチンという食物繊維です。ペクチンには整腸作用がありますので、下痢や便秘などを改善してくれるのですがそれだけではありません。体の中の脂肪を体の外へと排出したり、悪玉コレステロールを下げたりしてくれる働きもあるのです。言ってしまえば、アムラによってドロドロ血液からサラサラ血液を目指すことができるのです。
血液がサラサラになれば、血流というのは改善されます。血流が改善されれば、ペニスにたくさんの血液が流れ込むようになります。これによって、ペニスというのはより強力に勃起できるようになります。100%近い勃起はもちろん、場合によってはそれを超えるほどの勃起ができるようになるかもしれません。そうなってくれば、ゴム風船のようにペニスそのものが引き伸ばされるようになり、増大効果が期待できるのです。
また、ペニスの隅々にまで血液が行き渡ることによって、細胞にしっかりと栄養と酸素が行き届くようになります。これによって細胞が活性化し、細胞分裂を繰り返すようになります。分裂した細胞がひとつひとつ成長していけば、細胞レベルでのペニスの増大というものが可能になってくるのです。
アムラにおいては抗酸化作用というものがひとつのポイントになってくるのですが、これによって錆びない体を目指すことができます。錆びというのは老化を招くことになりますので、血液から血管から体全体の老化を防ぐことができるのです。若々しい体をキープできれば、ペニス増大もより現実的になります。