ドクダミとは?
ドクダミは東アジア地域に分布している多年生草木になります。日本でも全国各地、本当にいたるところで見かけます。6月のちょうど梅雨の時期には、黄色い穂のような形で花をつけます。一般的に白い花を咲かせると思われているのですが、白い花びらだと思われている部分は「がく」になります。確かに白い花のように見えるのですが、植物として見たときに本当に花の意味を持っているのは黄色い穂のような部分になります。
ドクダミというのは、においだけではなく、その名前もかなりインパクトがあります。これは生のドクダミのにおいがまるで毒を溜めているように思えたから「毒溜み(どくだみ)」と呼ばれたことに由来しているそうです。ただ、ドクダミは漢方生薬名では「十薬」と呼ばれています。これは馬に食べさせると10もの効果があるということから名付けられたそうです。
ドクダミにはかなり独特なにおいがあります。それでいて、繁殖力もかなり強く、地下茎は長く伸びて分岐するので、一度ドクダミが根づいてしまうと、完全に除草すること難しくなります。除草しにくく、しぶとい草であることからドクダミは「シブト草」と呼ばれることもあります。さまざまな呼び名があるのですが、独特なにおいのもとであるデカノイルアセトアルデヒドという精油成分やクエルシトリン、イソクエルシトリン、ミネラルなどの成分も含んでおり、いろいろな効果を持っています。
ドクダミというのは、その昔からさまざまな形で活用されてきました。ドクダミに関しては、江戸時代の書物に記載があり、その時点ですでに健康効果について知られていました。先では馬に食べさせると10の効果が・・・という話をしましたが、これを記したのも江戸時代の儒学者です。ドクダミの持つ強い殺菌効果や抗菌効果はその昔からよく知られており、よく洗った新鮮なドクダミの生葉を揉んで、出てきた汁をおできや痔などの患部に直接塗るといった民間療法も伝えられています。
実際に、日本では民間薬として化膿性皮膚炎や水虫などの皮膚疾患に使われています。ドクダミの研究は進んでおり、その研究の中でドクダミの持っている実にさまざまな効果が明らかになっていきました。厚生労働省の発行する日本薬局方というものがあるのですが、これは薬事法によって医薬品の適正を図るために、厚生労働大臣が薬事・食品衛生審議会の意見から定めた医薬品の規格基準書になります。この日本薬局方にドクダミは、「十薬」という生薬名で記載されています。言ってしまえば、ドクダミは厚生労働省、厚生労働大臣に認められているのです。
ちなみに、ドクダミにも収穫時期というものがあります。収穫の最盛期となるのは、開花時期である5月下旬から6月にかけてです。この時期のドクダミは花をつけるのですが、利尿作用や毛細血管の強化、炎症を抑える効果を持つクエルシトリンをもっとも含んでいるのです。ドクダミの開花時期は意外に短く2ヶ月ほどで終わってしまいます。秋以降になると葉や茎もなくなってしまうので、開花時期には1年分のドクダミが収穫されます。
ドクダミの効能効果
ドクダミには、さまざまな種類のフラボノイドが含まれています。その中でも特徴的なのがクエルセチンです。クエルセチンは、血管を拡張させる、尿の排出を促進する、炎症を抑えるといった効果を持っており、ドクダミの代表的な効果効能です。ドクダミの葉は乾燥させてしまうと、デカノイルアセトアルデヒドが分解されてしまうので殺菌効果は失われてしまいます。しかしながら、その分、フラボノイド成分であるクエルセチンやルチン、クエルシトリンが含まれていますので、乾燥させたものでもその効果効能を実感することができます。
ドクダミにはルチンというものも含まれています。このルチンは、血管の透過性を適度に保ってくれますし、血管そのものを丈夫にしてくれる働きもあります。血管の透過性というのは、細胞間における栄養や酸素などのやりとりに欠かせないものです。ただ、高すぎても低すぎてもいけませんので、これを適度に保つことは思っている以上に大切なのです。また、丈夫な血管にはコラーゲンが欠かせないのですが、そのコラーゲンの合成を助けてくれるのがビタミンCです。ルチンはビタミンCの吸収を促進してくれるので、結果的に血管の老化をも抑制してくれるのです。
生のドクダミにはデカノイルアセトアルデヒドという成分が含まれているのですが、これはとても強力な殺菌作用、抗菌作用を持っています。デカノイルアセトアルデヒドは蒸発しやすい性質を持っているので、この効果は新鮮な生の葉っぱのみに限られます。ただ、食中毒や傷口の膿みの原因となる黄色ブドウ球菌、水虫などの原因となる糸状菌の細菌を抑制してくれるので、かなりありがたい成分です。他にも、植物の色素成分であるフラボノイドも多く含んでいるので、抗酸化作用や便秘の改善、血管の強化、老廃物の排泄促進などさまざまな効果が期待できます。高血圧の要因となるナトリウムを排出してくれるカリウムもドクダミには豊富に含まれていますので、血圧を下げる効果も期待できます。
ドクダミにはさまざまな効果が期待できるのですが、その中のいくつかをざっくりとまとめるといわゆるデトックス効果というものになるかと思います。先でもお話ししましたように、ドクダミにはカリウムが豊富に含まれています。尿の排出を促進してくれますし、ドクダミには便秘の改善効果も期待できますので、便の排出をも促進してくれます。体内に蓄積された毒素をしっかりと排出してくれるので、デトックス効果もドクダミにおけるひとつの効能効果なのです。
ドクダミは、高血圧をも予防してくれます。高血圧の要因となるのは、ナトリウムです。ドクダミにはカリウムが豊富に含まれているのですが、このカリウムは高血圧の要因となるナトリウムを排出してくれるのです。これによって余分な塩分が体の外に排出されることになりますので、血圧も下がります。日本食にはもともと塩分が多いですし、現代人は特に塩分過多となりやすい傾向にあります。高血圧で悩んでいる方も多いですし、ドクダミというのはそういった現代人にとってありがたい存在なのです。
ドクダミに含まれるクエルシトリンには、炎症を抑制する効果があります。炎症というと肌トラブルなどを思い浮かべる方も多いでしょうが、炎症というのは体内でも起こります。例えば、ストレスや栄養バランスの偏った食生活などで胃がただれてしまった場合、そういった炎症も抑制してくれるのです。細菌感染などによって起こる副鼻腔の粘膜での炎症はもちろん、アトピー性皮膚炎などの炎症にも効果的です。
ドクダミに関しては、健康面での効果が目立つのですが、美容面でも効果を発揮してくれます。代表的なものが美肌効果です。一般的に肌荒れというのは、肌のコンディションが悪くなり炎症を起こしてしまったり、便秘になってしまったりすることによって起こります。生のドクダミに含まれているデカノイルアセトアルデヒドは殺菌効果や抗菌効果を持っていますし、ドクダミに含まれるクエルシトリンやイソクエルシトリンには利尿効果や毛細血管の強化作用がありますので、新陳代謝がアップします。ドクダミが肌のコンディションを整えて、ターンオーバーを正常化させてくれるのです。ドクダミには便秘解消の効果も期待できますので、外側と内側の両方から美肌にアプローチすることができます。
そこらへんに生えている雑草というイメージが強いドクダミなのですが、このようにさまざまな効能効果を持っています。しかしながら、注意点もあります。先でもお話ししましたように、ドクダミにはカリウムが豊富に含まれています。腎機能の低下している方にとっては、この豊富なカリウムというものが毒となってしまいます。また、ドクダミには便秘を改善してくれる効果もありますので、もともとお通じが頻繁に来る方だと下痢をしてしまうこともあります。どちらにせよ、過剰摂取は厳禁です。
ドクダミがペニス増大に役立つ理由
さまざまな健康効果と美容効果を持っているドクダミなのですが、ペニス増大にどう役立ってくれるのかいまいちイメージできないという方も多いでしょう。ここでは、ドクダミがペニス増大に役立つ理由についてご紹介していきたいと思います。実際に、ドクダミというのはペニス増大に役立つからこそペニス増大サプリなどにも配合されているのです。
ドクダミには血行促進効果があります。血行促進というのは、ペニス増大においてとても重要なポイントになってきます。血行が促進されることによって、ペニスにより多くの血液が流れ込むようになります。これによって、ペニスがしっかりと勃起するようになります。勃起力が向上して、その状態をより長い時間キープできるようになると、ペニスが膨らませた後のゴム風船のように伸びます。これによって、物理的なペニス増大というものも可能になってくるのです。さらに、ペニスの隅々にまで血液が行き渡ることによって細胞へと酸素と栄養が供給されることになり、細胞が活性化し、細胞レベルでペニスが成長していきます。血行促進は勃起の際だけではなく、ペニス増大にも欠かせないのです。
また、ドクダミというのはさまざまな健康効果を持っています。つまり、ドクダミによって健康な体を手に入れられるということでもあります。ペニス増大を目指す上で、体の健康というのは土台になります。体が健康な状態でないと、ペニス増大というのは現実的なものになってこないのです。ペニスが体の一部であるということを考えれば、十分に納得できるのではないでしょうか。ペニス増大における土台としての健康維持や健康増進をドクダミがになっているというわけなのです。