マムシとは?
身体に良いとされる成分はいくつも存在していますが、中でもマムシは広く知られているものでしょう。マムシは日本全国の森林、田畑に生息していることから、日本人にとって身近なヘビと言えます。マムシがこれほど知られている理由のひとつとして、その毒が挙げられるでしょう。マムシは強い毒を持ったヘビで、今でも年間10人前後がマムシの毒によって命を落としています。本来であればマムシは夜行性であることから、遭遇するケースは多くありません。しかし、冬眠の前後と夏の妊娠中のメスのマムシは昼間に活動することがあるので、マムシ被害に遭うケースはメスのマムシがほとんどです。
マムシに噛まれると出血毒による腎不全で死亡してしまいます。そのため、マムシは恐ろしい毒ヘビのイメージがありますが、日本のヘビの中ではそれほど強いものではありません。ヤマカガシの毒に比べると3分の1程度の強さの毒となっています。しかし、マムシは1ヶ月~2ヶ月間絶食しても生き続けることから、高い生命力を持っています。そのため、日本では古くからマムシは滋養強壮のために利用されていました。かつてはマムシの黒焼きが有名で、解毒剤に配合されていた歴史があるのです。そして、マムシ成分を配合した栄養ドリンクや栄養食品は現在でも販売されています。
そして、マムシを利用した栄養食品で最も知られたのはマムシ酒でしょう。1ヶ月間マムシを絶食させ、体内の排泄物を全て出させます。そして、そのマムシを高濃度アルコールの酒に浸けて作ります。ここでアルコール濃度の低い酒を使用してしまうと、マムシが腐敗する恐れがあるのです。このマムシ酒は薬用酒として知られており、滋養強壮や疲労回復、冷え性改善の効果があるとされています。さらに、マムシ酒は薬用酒としてだけではなく、打撲の治療にも使用されることもあるのです。かつてはマムシ酒を自宅で漬ける家庭もありましたが、現在は実際のマムシが漬けられたマムシ酒も販売されています。
また、マムシはマムシ酒としてだけでなく漢方薬の原料としても使用されています。これは反鼻(はんぴ)と呼ばれているもので、マムシの内蔵を除去して皮を剥いで乾燥させたものです。マムシの鼻が反り返っていることから反鼻と名付けられました。マムシは日本全国に分布していますが、反鼻としてしようされるマムシの多くは韓国産が使用されています。そして、栄養ドリンクや栄養食品にマムシが使用されていることもありますが、そこではハンピチンキという名前で配合されています。反鼻には内蔵衰弱、疲労、冷え性などに効果があり、血球数を増加させる作用も持っているのです。そのため、疲労回復のために服用される栄養ドリンクにマムシが使用されています。
そして、反鼻はマムシから内蔵を取り出したものですがその内臓も漢方薬として使用されています。中でも胆嚢を乾燥させたものは蛇胆という名前で有名です。この蛇胆にはタウロコール酸やグリコール酸、レシチンなどが含まれており、疲労回復や滋養強壮の効果があります。また、中には生きた胆嚢と血液を飲むこともありますが、これによってタウロコール酸を直接摂取することが出来るのです。滋養強壮のためにさまざまな生物の胆嚢が食べられていますが、特にマムシの胆嚢は非常に強力な胆汁酸が含まれています。マムシは絶食状態で1ヶ月以上生きることが出来ますが、これだけの生命力があるのは胆嚢のお陰でしょう。数ある動物の中でも男性向けサプリメントにマムシが使用されている理由は、この胆嚢の栄養素があるからなのです。
マムシの効能効果
マムシはさまざまな男性向けサプリメントだけでなく、健康ドリンクや健康食品に配合されていますが、これにはどういった効果があるのでしょうか。何よりも注目すべきは、その豊富なアミノ酸でしょう。人間が生きていく上でアミノ酸は欠かせませんが、アミノ酸は20種類存在しています。マムシにはその20種類のアミノ酸が含まれていることから、人間にとって非常に有効的な原料と言えるでしょう。
そして、アミノ酸は二種類に分けることが出来ます。20種類のアミノ酸の中でも9種類が必須アミノ酸と呼ばれており、これらは体内で作ることが出来ません。そのため、食べ物から摂取しなければならないのです。さらに、9種類の必須アミノ酸は筋肉や血液、骨などの合成に影響を与えているのです。そして、残りの11種類のアミノ酸は非必須アミノ酸と呼ばれるもので、体内で合成することが出来ます。これらの非必須アミノ酸は精子の生成、ホルモンの分泌などに関係しているのです。
マムシを原料とした成分は反鼻と蛇胆がありますが、中でも男性向けサプリメントで使用されているのが蛇胆です。そのほかに栄養ドリンクや栄養食品でも蛇胆は使用されています。それでは、なぜ蛇胆のどういった部分に効果があるのでしょうか。何よりも重要なポイントはタウロコール酸とグリコール酸でしょう。タウロコール酸とはタウリンを生成する作用があり、タウリンを利用することで体内の疲労回復を行っています。そして、生成したタウリンはコレステロールを排出する作用があり、これによって血糖値を正常にするはたらきがあるのです。コレステロールが体内に溜まることは生活習慣病を引き起こす原因になるため、現代人にとってタウリンは欠かせないものでしょう。そのため、タウリンの生成を促すタウロコール酸は非常に重要なのです。慢性的な疲労を抱えている現代人に蛇胆はピッタリでしょう。
そして、タウリンにはコレステロールの排出以外にもさまざまな効果を持っています。特に注目すべきは亜鉛の消耗防止でしょう。亜鉛は精子の生成や精力に関係していることから、亜鉛が消耗されてしまうと精力がダウンしてしまうのです。そのため、タウリンの生成を促進することで精力アップが期待出来ます。そして、蛇胆はマムシの胆嚢を乾燥させたものであることから、胆汁の主要成分です。そのため、蛇胆を摂取することで消化器系にも効果を発揮します。そのほかに、蛇胆には身体に活力を与えるレシチンや質の良い脂肪酸も含まれているのです。
蛇胆はこれだけの効果が秘められていますが、そのほかにも高い解毒性を持っています。この解毒作用があることで肝臓機能を高めることも出来るのです。肝臓が弱ってしまうと肝細胞がダメージを受けますが、蛇胆を摂取することで肝細胞の再生を促すことが出来ます。肝臓が弱っているとアルコールなど毒素の分解が悪くなり、栄養の吸収も悪くなってしまうのです。しかし、蛇胆によって肝機能を改善することで栄養がしっかりと吸収され、その栄養素を体内で活用することが出来ます。さらに、肝機能が悪くなってしまうとホルモンバランスも悪くなってしまうので、蛇胆を摂取してホルモンバランスを整えましょう。これは男性ホルモンのバランスを整えることにも繋がります。
栄養ドリンクや栄養食品でマムシが使用されるケースがありますが、特に重要なことは蛇胆です。もちろん、マムシ粉末なども滋養強壮や疲労回復の効果を持っていますが、それ以上に重要なことは蛇胆を使用しているかどうかでしょう。しかし、蛇胆だけを摂取すれば良いというものではありません。栄養ドリンクやサプリメントはさまざまな成分を配合することで、相乗効果を起こしています。そのため、蛇胆だけでなくそれ以外の成分も必要なのです。
そして、蛇胆に副作用はありませんが、肝機能にも作用する成分です。そのため、肝機能に疾患のある方は必ず医師に相談をしましょう。何らかのトラブルが起こることもあるのです。さらに、サプリメントなどには用法用量が決められています。これを守って服用していれば問題ありませんが、守らずに服用をしてしまうと身体に異常をきたす心配もあります。そのため、服用前に用法用量の確認をしましょう。
マムシがペニス増大に役立つ理由
マムシが男性向けサプリメントに配合されていることは少なくありません。それでは、どういった理由でマムシが配合されているのでしょうか。特に重要なポイントは必須アミノ酸でしょう。必須アミノ酸を摂取することで筋肉や血液、骨などを作ることが出来ます。そして、血液が作られることで血流が改善されるのです。
栄養素は血液に乗って運ばれるため、血流が改善されることでペニスまで栄養素が届きます。ペニスへの血流が滞ることで栄養素が届かなくなり、ペニスの成長が阻害されることもあるのです。そのため、マムシによって必須アミノ酸を摂取することでペニスのサイズアップが期待出来ます。さらに、必須アミノ酸は体内で生成出来ませんので、食べ物から摂取しなければならないのです。
そして、マムシには非必須アミノ酸も含まれていますが、これもペニスのサイズアップに影響を与えています。非必須アミノ酸は精子の生成やホルモンの分泌を促進する作用があるため、これらが分泌されることでペニスのサイズアップが期待出来るのです。非必須アミノ酸は体内でも生成が出来ますが、疲労や加齢によって生成が滞ることもあります。そのため、非必須アミノ酸を摂取することは重要なのです。
また、加齢によってペニスのサイズダウンが起こることもあります。特にコレステロールが体内に溜まり、生活習慣病になってしまうとペニスに悪影響を与えることがあるのです。コレステロールの除去にはタウリンが効果的ですが、マムシに含まれているタウロコール酸がタウリンの生成を助けています。そのため、年齢を重ねたことでペニスがサイズダウンした方は、タウロコール酸を含んだマムシの摂取がおすすめなのです。
そして、タウロコール酸はタウリンの生成だけでなく、亜鉛の消耗を防止することが出来ます。亜鉛は精力に繋がる物質であることから、亜鉛の消耗を防ぐことで精力を高めることが出来るのです。そして、これによってペニスの増大も期待出来るでしょう。