アガリクスとは?
アガリクスについては、ドラッグストアなどで一度くらいはその名前を見聞きしたことがあるのではないでしょうか。アガリクスは和名だと「カワリハラタケ」と呼ばれるもので、ハラタケ科ハラタケ属(アガリクス属)のキノコになります。もともとはブラジルの東南部に自生しているもので、フロリダからサウスカロライナ州など北米の海岸草地でも見られます。日本に持ち込まれたのは1965年のことで、当時は食用として持ち込まれました。その後、人工栽培もなされるようになり、「ヒメマツタケ」と呼ばれるようになりました。身近なマッシュルームも実は同じアガリクス属になります。
アガリクスの原産地は、ブラジルのサンパウロ郊外にあるピエダーテの山地になります。このあたりの村は昔から長寿の村といわれ、実際に長寿者が多く、健康な方が多いことでよく知られていました。これに注目したのがアメリカの研究チームです。調査をおこなったところ、多くの村民が自生するアガリクスを常食していることがわかったのです。その後、アメリカでアガリクスの薬理作用が明らかにされていきました。ピエダーテ山地は昼と夜の温度差が大きく、湿度もかなり高いのですが、こういった独特な環境でしかアガリクスは育ちません。そのため、人工栽培が難しく、入手困難で高価なキノコとして、一時期は幻のキノコとして知られていました。現在では人工栽培もおこなわれるようになり、さまざまなところで使われるようになりました。
アガリクスには、ビタミンB2、ビタミンD、マグネシウム、カリウムなどが豊富に含まれています。その中でも主要成分となってくるのがβ-グルカンというものです。一般的なキノコ類にもこのβ-グルカンなどの活性多糖は含まれているのですが、含まれていてもせいぜい1種類か2種類です。しかしながら、アガリクスには6種類ものβ-グルカンが含まれているのです。他のキノコと比べて圧倒的であるという部分がひとつの特徴であり、強みでもあります。免疫力のアップや抗がん効果が期待されています。
アガリクスというのは、先でもお話ししましたようにキノコの一種になります。キノコ自体は全世界で1万種以上もあるといわれています。日本だけでも2000種類から3000種類ものキノコがあるといわれており、今後新しいキノコが発見される可能性もあるでしょう。しかも、キノコ由来の成分が医薬品として次々と認められているのです。肉でもなく野菜でもない菌類であるというキノコには、キノコにしか含まれていない成分が多いのです。アガリクスに限らず、キノコ類は積極的に食卓に取り入れていきたいものですし、サプリメントなどでその成分を摂取していきたいものです。
アガリクスは、がん予防に効果的だと言われているのですが、アガリクスにはエルゴステロールというビタミンDの前駆物質も含まれています。これはキノコ類に多く含まれているものでもあるのですが、日光や紫外線にあてるとビタミンDに変換されます。ビタミンDは、血液中のカルシウムやリンを骨や歯に運んでくれるだけではなく、沈着させるようにしてくれます。血液中のカルシウム濃度が低くなった際には、骨からカルシウムを溶出させて、その濃度を一定に保ってくれる働きもあります。このエルゴステロールが変化したと考えられる物質が発見されており、がん細胞の増殖を阻止し、抑える働きが期待されています。
アガリクスの効能効果
アガリクスには、さまざまな効能効果があります。一番の効能効果といえるのは、やはり優れた免疫活性効果でしょう。免疫システムの一部を担っているアメーバ状のマクロファージという白血球細胞があるのですが、これは体内に侵入した細菌やウイルス、死んだ細胞を捕食する働きがあります。抗原提示をおこなってB細胞による抗体の作成に貢献してくれるという働きもあります。アガリクスの免疫活性成分は、このマクロファージを活性化させてくれます。だからこそ、免疫力アップをサポートしてくれるのです。
アガリクスは免疫力を活性化させてくれます。免疫というのは、病原菌だけではなく自分の体の中で異物が見つかったときに排除しようとする機能のことです。この免疫力が低下してしまうと、異物を体の外に出すことができなくなるので、体に異常が起こるようになるのです。アガリクスに含まれるβ-グルカンは、体の抵抗力を強くしてくれますし、もともと持っている免疫力をより高めてくれます。ちなみに、ブドウ糖が多数結合した物質の総称をグルカンと呼びます。グルカンにはα型とβ型があって、健康維持に役立つとされているのがβ型になります。これをβ-グルカンと呼んでいるのです。「グリコプロテイン」と呼ばれることもあります。
人間の体というのは、60兆個ほどの細胞から構成されています。健康的な生活を送っていても、その中の一部でがん遺伝子に変異が起こり、がん細胞に変化してしまうものです。歳を重ねることによって、1日に数千個ものがんの芽が生まれると言われています。しかしながら、免疫機能が正常に働いていれば、がんの芽は異物と判断されて、すぐに摘み取られることになります。ただ、免疫力が低下すると異物を見逃してしまうことが多くなり、がんを発症しやすくなりますし、風邪やウイルス性の感染症にもかかりやすくなります。アガリクスには免疫作用を活性化する働きがありますので、風邪や感染症にかかりにくくなるだけではなく、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の予防、がん予防にも役立ってくれるのです。
アガリクスは、がん予防だけではなく、がん治療にも使われています。実際に、がんの治療において従来の抗がん剤治療法とアガリクスを使用したBRM療法の併用が効果的だという報告もあるのです。アガリクスを含めたキノコに含まれる多糖類は、がん細胞を直接攻撃するわけではありません。免疫を活性化させることによって間接的にがん細胞を攻撃するのです。これを、BRM(バイオロジカル・レスポンス・モディファイア)療法、生体応答調整療法と呼んでいます。従来の抗がん剤治療では、がん細胞を攻撃する作用は強いものの、正常な細胞とがん細胞が区別されず、正常な細胞までも破壊してしまっていました。それが副作用を招いてしまうこともあります。しかしながら、BRM療法であればあくまでも間接的に作用してくれるので、穏やかな作用で、副作用のリスクも抑えられるのです。医学的には、この両方の併用がいいといわれています。
アガリクスには、コレステロール値を下げる効果もあると言われています。アガリクスには食物繊維が豊富に含まれているのですが、これによってコレステロール値を下げる効果が期待できるのです。食物繊維が食物中のコレステロールを腸管内で吸着してくれますし、それをそのまま体の外へと排出してくれます。いわゆる悪玉コレステロールを減らしてくれますので、肥満を改善する効果も期待できます。アガリクスには糖尿病の症状である空腹時血糖値の改善、糖化ヘモグロビンやインスリン抵抗性の改善といったものも期待できると言われていますので、抗糖尿病効果にも注目が集まっています。
アガリクスは、白血球のひとつであるマクロファージを活性化させてくれます。これによって、自律神経失調症やアレルギー疾患、更年期障害、肝臓障害、動脈硬化などにも幅広い症状に効果があると言われています。基本的に体の免疫力という健康の根幹に働きかけてくれるものなので、より幅広い病気や症状に効果が期待できるのです。アガリクスについてはまだ解明されていない部分もありますので、今後さらなる効能効果が発見されることもあるでしょう。これからに期待ができる素材でもあるのです。
アガリクスがペニス増大に役立つ理由
アガリクスにさまざまな効能効果があることについては、おわかりいただけたかと思います。ただ、具体的にアガリクスがどのようにペニス増大に働きかけてくれるのかわからないという方もいるでしょう。ここでは、アガリクスがペニス増大に役立つ理由についてご紹介していきたいと思います。
先ではアガリクスがコレステロール値を下げる効果を持っているという話をしました。実はこれがペニス増大につながってきます。というのも、コレステロール値を下げることによってドロドロ血液がサラサラ血液になっていきます。ドロドロの血液よりもサラサラの血液のほうがスムーズに流れていきます。これによって、血行が促進されるようになり、ぺニスにもたくさんの血液が流れ込んでいくようになります。
ペニスにたくさんの血液が流れ込むようになると、しっかりと勃起するようになります。しっかりと勃起することによって、体がその状態を覚えるようになりますし、ペニスそのものも引き伸ばされて物理的に大きくなっていきます。細胞にも必要な酸素と栄養が行き渡るようになりますので、細胞が活性化していきます。血液循環が改善されることによってホルモン分泌も活性化されるでしょうから、成長ホルモンの働きかけもあってペニスが細胞レベルで成長していくことでしょう。
コレステロール値を下げることによって血液をサラサラにし、血行促進からペニス増大にアプローチしてくれるだけではなく、アガリクスは健康維持や健康増進にも欠かせません。健康維持や健康増進というのはペニス増大とは別物のように思われがちなのですが、健康維持や健康増進というのはペニス増大における土台となるものです。実際に、体が不健康だからこそペニスに問題を抱えているという方も少なくありません。アガリクスによって健康維持や健康増進をおこなっていくことによって、よりペニス増大を現実的なものとしていくことができるのです。ペニス増大を目指す方にとっては、欠かすことのできないファクターなのです。