馬の心臓とは?
馬というと、動物園の馬や牧場の馬を思い浮かべる方も多いでしょう。牛や豚と同じ動物なのですが、馬というのは牛や豚と比べるとスポーティーなイメージがあるかと思います。例えば、牛といったら牛丼、豚といったら生姜焼きという感じではありますが、馬といったら馬肉という方は少ないでしょう。馬といったら乗馬など、他の動物とは一線を画した部分があります。
そのため、馬の心臓と言われてもピンと来ないという方のほうが多いかと思います。少し前には市販されているドリンクに「馬の心臓が入ってる!」ということで話題になりました。仕事で馬を日常的にさばいているという方にとっては何でもないことかもしれませんが、普段馬を食べるものとして見ていない方にとっては衝撃的なことだったのです。
馬肉が世間一般でも食べられていることについてはご存知の方も多いでしょうが、馬の心臓については知らないという方がほとんどです。馬の心臓が食べられているというだけでも結構衝撃的なことなのですが、実はこの馬の心臓が粉末状にされて健康食品に配合されていることもあるのです。逆にいえば、健康食品に使われるだけのポテンシャルを秘めているということでもあります。
馬の心臓というのは、他の動物に比べてもかなり大きいと言われています。馬というのは長い時間、長い距離を歩いたり走ったりすることができますが、これも心臓が大きいからこそできることなのです。馬の心臓はだいたい4kgから5kgほどあると言われており、馬の体重から考えても心臓だけで1%ほどを占めているのです。
人間においては、体重60kgの方であれば心臓はだいたい250gほどになります。体重から考えると、0.4%から0.5%ぐらいのものです。馬の心臓がいかに大きなもので、大きな割合を占めているのかがおわかりただけるでしょう。体の大きい動物といったときに象を思い浮かべる方も多いでしょうが、象の心臓というのは2.6kgほどだと言われています。あれだけ体の大きい象よりも、馬のほうが大きな心臓を持っているのです。
心臓というと最初から大きさが決まっているように思っている方も多いでしょう。しかしながら、心臓というのはトレーニングによって大きくすることができます。実際に、人間でもアスリートの方などでトレーニングによって心臓が大きくなったといった話はよく見聞きするものです。馬の心臓も同じでトレーニングによって大きくすることができると言われています。心臓の大きさというのは運動能力や心肺機能につながってくるものですから、運動能力や心肺機能が求められる馬はより心臓も大きくなりやすいのです。
体に対して心臓が大きいというのもあるのですが、なぜあえて馬の心臓なのか気になっている方も多いでしょう。実は、馬というのは動物の中でも細胞組成や酵素などが人間にとても近いのです。しかも、心臓というのは、動物の臓器の中でももっとも安全だと言われています。例えば、肝臓などは栄養価も高い分、有害物質もたまりやすいのです。その点、心臓であれば蓄積するものがないため、安心して取り入れることができるのです。
安全というだけではありません。体の中で心臓というのは、実はもっともエネルギーの生産性が高いところでもあるのです。そのため、ミトコンドリアも豊富に含まれています。心筋細胞は一生休むことなく動き続けます。休むことなく全身に血液を送り出し続けるためには膨大なエネルギーが必要になりますし、そのエネルギーを作り出すためにはミトコンドリアの存在が欠かせないのです。心臓だからこそ、ミトコンドリアが特に発達しているのです。
馬の心臓が健康成分として使われているという話をしましたが、実は馬の心臓というのはそのまま食べることもできます。焼鳥でいうところのちょうどハツという部位になります。コリコリとした食感が癖になるという方も多いですし、脂身はほとんどないのでさっぱりといただくことができます。馬刺しなどと一緒に売られていることもあるのですが、馬の心臓が売られているところというのは限られます。そういうこともあり、馬の心臓を配合したドリンクやサプリメントとして摂取するのが一般的な摂取方法となっているのです。
馬の心臓の効能効果
馬刺しの健康効果などについては見聞きしたことがあるでしょう。実は、馬の心臓というのは馬刺しと似たような効果もあります。ただ、馬の心臓ならではの効能効果もありますので、あえて馬の心臓を取り入れる価値は十分にあります。ここでは、馬の心臓の効能効果についてご紹介していきたいと思います。
まず、馬の心臓には生理活性物質というものが含まれています。生理活性物質というのは、ほんのちょっとの量でも生き物全般の生理行動に何かしらの作用をしてくれるものです。それによって体全体の働きを調整してくれるのです。アミノ酸から作られるホルモンや神経伝達物質などもこの生理活性物質に含まれます。食事をすれば食べたものを分解して、エネルギーを作り出すといったことが体の中では当たり前におこなわれていますが、これらの活動をコントロールしてくれるのが生理活性物質です。免疫力アップなどの効果もありますし、健康には欠かすことができません。生理活性物質が不足すれば、体のさまざまなバランスが乱れてしまいます。
馬の心臓には、チトクロムCというものも含まれています。チトクロムCというのは、人間のさまざまな細胞を元気にし、抵抗力を高めてくれるものです。体の中に送り込まれてくる栄養をエネルギーに変えてくれます。チトクロムCという物質はもともとさまざまな臓器に含まれているのですが、その中でも心臓に特に多く含まれています。そして、いろいろな動物の中でも特に馬の心臓に豊富なチトクロムCが含まれていると言われています。滋養強壮や精力アップにもつながってくるものになりますので、男性のED治療などにも役立ってくれます。
馬の心臓には、アミノ酸も豊富に含まれています。食事から摂取するしかない必須アミノ酸がバランスよく含まれています。アミノ酸はエネルギーの源であるたんぱく質を作る上でもとても大切な役割を果たしています。健康維持、健康増進には欠かせません。
馬の心臓には、ビタミンB群も豊富に含まれています。ビタミンは全体的に多く含まれているのですが、その中でも特に豊富に含まれているのがビタミンB群です。ビタミンB1は人間の脳に欠かせない糖質をそのままエネルギーに変化させてくれますし、ビタミンB2はたんぱく質や脂質、糖質をエネルギーに変化させてくれます。他にも、イライラや精神障害などを落ち着かせてくれるナイアシン、神経伝達物質を作り出してくれるビタミンB6、脳の発達を助けて神経を正常な状態に戻してくれるビタミンB12などが含まれています。ビタミンB群は倦怠感や疲労感にも効果的ですし、ストレスが緩和にも一役買ってくれます。
馬の心臓には、「セックスミネラル」として知られる亜鉛も豊富に含まれています。亜鉛は特に不足しやすいミネラルで、亜鉛が不足すると体にさまざまな不調が出てくるようになります。亜鉛不足から味覚障害などを引き起こすこともあります。健康維持には欠かせないものです。それだけではなく、亜鉛は精子の量や質にも関係してきます。男性が原因での不妊にも効果的であるといえるのではないでしょうか。前立腺の働きをより活発にしてくれますし、男性ホルモンを増やす働きもあるので、精力アップにつながってくる部分もあります。
馬の心臓には、核酸も含まれています。最近では核酸ドリンクなども出てきていますので、ご存知の方も多いでしょう。核酸はDNAやRNAと呼ばれる遺伝子物質を作り出してくれるものです。人間の細胞は定期的に新しいものに変わっていくのですが、その新しい細胞を作り出す上で、核酸は細胞の再生をしてくれる役割も果たしているのです。
馬の心臓がペニス増大に役立つ理由
馬の心臓が体にいいことは何となくわかったものの、ペニス増大と結びつかないという方も多いのではないでしょうか。しかしながら、馬の心臓というのはペニス増大サプリにも配合されているものなのです。ここでは、馬の心臓がペニス増大に役立つ理由についてご紹介していきたいと思います。
ペニス増大にあたっては勃起することがポイントになってきます。その勃起もやはり性欲がないと思うようにできないものです。馬の心臓には亜鉛が豊富に含まれており、それがホルモン分泌に働きかけてくれます。これによって性欲が出てくるようになります。性欲が出てくれば勃起もしやすくなりますし、勃起しやすくなればペニス増大も目指しやすくなるのです。
また、馬の心臓には健康維持や健康増進に欠かすことのできないアミノ酸なども豊富に含まれています。ペニス増大を目指すにあたって、健康な体というのは大前提になってきます。健康な体が土台となってペニス増大が実現可能となってくるのです。逆に言えば、体が不健康な状態でペニス増大を目指すのは難しいですし、ほぼ不可能といってもいいでしょう。馬の心臓は体を健康にしてくれるので、ペニス増大にあたっての土台を作ってくれるという部分もあるのです。
馬の心臓に関しては、特殊な成分が含まれていて、それがペニス増大に直接的に働きかけるといった感じのものではありません。もちろん、馬の心臓だからこそ豊富に含まれている成分はいろいろありますが、どちらかというと、間接的にペニス増大に働きかけてくれるといった印象です。ペニス増大にあたっては、やはりペニスを含めた体全体が健康であることが重要になってきます。馬の心臓は健康維持や健康増進によってペニス増大の土台を作り、その上でホルモン分泌や精液などに働きかけて下半身をも強化してくれるものなのです。