田七人参とは?
田七人参というのは、中国の雲南省の海抜1500mから2000mあたりの限られた地域で生育するウコギ科の多年草のことを指します。和名では、「三七人参(サンシチニンジン)」と呼ばれています。中国では古来より、止血作用がある生薬として使われてきました。雲南地方ではお金では買えないものを意味する「金不換」と言われるほど貴重な秘薬として大切にされてきました。田七人参はサポニンを豊富に含んでおり、他にも体に活力を与えてくれるアルギニンや血管に働きかけてくれるフラボノイド、ビタミン、ミネラルなども含まれています。
田七人参にはその根っこをそのまま乾燥させた「生田七」、ミツロウで処理して高い保存性を持っている「熟田七」の2種類があります。栽培方法によっても自然のものと栽培されたものにわけることができますが、自然のものは産出量が本当に少なく、とても希少なものです。田七人参は、その根っこを薬用として使うのですが、根っこが成長するのには3年から7年もの時間かかると言われており、そこから名前がつけられたと考えられています。田七人参は土地の栄養分を根こそぎ吸い取るので、田七人参の収穫後10年間はその土地に雑草も生えないほどだと言われています。黒褐色の田七人参は、本当に石の塊のようにゴツゴツとしていますが、大きければ大きいほどサポニンも豊富だと言われています。
田七人参は16世紀頃、中国で初めて漢方書に記載されたとされています。中国の医書である「本草網目拾遺」には、田七人参は「補血第一、力があふれる」と記載されているそうです。田七人参が血の巡りに働きかけてくれることを意味しています。16世紀の末期には、田七人参の需要が高まり、野生の田七人参が乱獲されるなどの被害が出るようになりました。そのため、明の時代末期から清の時代初期にかけて、田七人参の栽培化が発展したと考えられています。日本で田七人参が紹介されたのは、昭和30年代になってからだと言われています。
田七人参には、田七人参特有の成分で止血効果を持つデンシチンというものが含まれています。田七人参は高麗人参などの仲間ではあるのですが、高麗人参などには止血効果はありません。田七人参にのみ止血効果があると言われているのです。田七人参の止血効果に着目し、詳しく成分を調べたところ、アミノ酸の一種であるデンシチンが見つかったのです。田七人参はその効果から戦場での傷の治療に使われていたという話もあります。
現在の日本で、田七人参を丸かじりするといったことはまずないでしょう。基本的には加工された状態で摂取することになります。粉状や粒状、エキスを抽出したサプリメントなどの形で摂取していきます。現在では便利なティーバックタイプのものもありますので、お茶としていただくこともできます。ただ、田七人参は本場中国では食材としても使われています。中国の中でも健康志向の高い一部の富裕層の間では、田七人参を「田七鍋」という形でいただくそうです。
田七人参の効能効果
田七人参には、さまざまな成分が含まれていますので効能効果も本当に多岐に渡ります。ここでは、田七人参の効能効果についてご紹介していきたいと思います。
田七人参には、肝機能を高める効果が期待できます。田七人参には肝細胞を再生する働きがありますので、肝障害から肝臓を守ってくれるのです。アルコールが原因で引き起こされるような肝機能の低下にも効果が期待できます。実際に、肝臓の7割を切除した後でも田七人参を投与すると、肝臓細胞の再生促進効果や保護効果、肝循環改善効果などが見られたという話もあります。肝細胞は肝臓でおこなわれている代謝のほとんどを担っていますので、肝細胞を再生することによって脂肪肝や肝硬変などのリスクを減らすことができるのです。
田七人参には、免疫力を高める効果も期待できます。田七人参には有機ゲルマニウムという成分が含まれているのですが、この成分には抗ウイルス作用があるのです。人間にはもともと体の中に入ってきた異物を攻撃したり、その異物を体の外に出したりする免疫機能が備わっています。免疫機能が低下すれば、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。田七人参に含まれる有機ゲルマニウムは、体の中のウイルス感染を防ぐインターフェロンを誘発してくれますので、インターフェロンが免疫機能に働きかけ、ウイルスの増殖を抑え、ウイルスを破壊してくれるのです。
田七人参は、生活習慣病の予防や改善にも期待が持てます。生活習慣病というのは、加齢やストレス、不規則な生活習慣などが原因で引き起こされる糖尿病や脳卒中といった病気の総称です。生活習慣病で多くの方が命を落としていますので、現代人はもっと生活習慣病に対して危機感を持たなければいけません。生活習慣病は中性脂肪やコレステロールの蓄積、活性酸素による体の錆びなどによって起こります。
田七人参は、血中の中性脂肪やコレステロールを分解してくれますし、その吸収も妨げてくれます。田七人参には活性酸素を抑える働きもありますので、まさに生活習慣病にしっかりとアプローチしてくれるのです。活性酸素は生活習慣病だけではなく、老化をも招きます。紫外線やストレス、喫煙など日常の何気ないことで活性酸素は増えていきますので、活性酸素を抑えてくれる田七人参の働きは、とてもありがたいものです。血中の中性脂肪やコレステロールの吸収を阻害し、活性酸素を抑制してくれることによって、生活習慣病の予防や改善、アンチエイジングなどにも役立ってくれるのです。
田七人参には、血糖値を下げる効果も期待されています。田七人参にはパナキサトリオールという成分が含まれおり、この成分には血糖値を下げる効果があると言われています。実は、血中の糖をもっとも多く消費するのは、全身の筋肉です。高血糖の方というのは、健康な方に比べると血液から筋肉への糖の取り込み量が少なくなっているのです。田七人参に含まれるパナキサトリオールは、筋肉での糖の取り込みを増やしてくれますので、筋肉での糖代謝を改善してくれます。この働きが血糖値を下げる効果につながってくるのです。
田七人参には、血流を改善する効果もあります。血中の悪玉コレステロールが多い、老化や運動不足によって体の代謝機能が低下しているといった状態になると、体の中に老廃物がたまり、血液の流れも滞りますし、血液もドロドロになってしまいます。ドロドロ血液のままでは、必要な酸素や栄養が末端の細胞まで届かなくなってしまいますし、動脈硬化などのリスクも高まります。田七人参は、ドロドロ血液の原因となる中性脂肪やコレステロールを分解してくれますので、血流を改善する効果が期待できるのです。田七人参はフラボノイドも含まれており、これによって血管の弾力性も高めることができますし、血液もサラサラにできるのです。
田七人参というのは、天然素材です。含まれている成分などから考えても、一般的に問題となるような健康被害や副作用はないものと思っていいでしょう。ただ、まれに口の渇きや動悸、発疹、悪心、嘔気、不眠などが起こる可能性があります。胎児や乳児に影響を与える可能性もありますので、妊娠中や授乳中の女性は摂取を控えたほうがいいでしょう。体質的な相性の問題もあります。不安な方は、田七人参を摂取する前にお医者さんに相談しておくといいでしょう。
田七人参がペニス増大に役立つ理由
田七人参が健康にいいのはわかっているものの、ペニス増大にどのような形で関係してくるのかイマイチわからないという方も多いのではないでしょうか。しかしながら、ペニス増大サプリには田七人参が配合されていることもあります。ここでは、田七人参がペニス増大に役立つ理由についてご紹介していきたいと思います。
まず、田七人参には血流を改善する効果が期待できます。血流というのはペニス増大においてとても重要なポイントになってきます。血流を改善するという田七人参の効果がペニス増大に大きく関わってくるのです。勃起の仕組みなどを考えても、血流がペニスに深い関わりを持っていることはおわかりいただけるでしょう。実際に、血流を改善することによってペニス増大がぐっと近づいてくるのです。
血流が改善されると、ペニスにたくさんの血液が流れ込むようになります。ペニスにたくさんの血液が流れ込むようになると、勃起力が高まるようになります。100%の勃起、場合によってはそれ以上の勃起ができるようになりますし、その状態をキープできるようになります。そうなってくると、膨らませた後のゴム風船のようにペニスも引き伸ばされるのです。これによって物理的にペニスを増大させることができるのです。
また、血流が改善されることによってペニスの隅々にまで血液が行き渡るようになります。これによって細胞に必要な栄養や酸素がしっかりと行き届くようになり、細胞が活性化して細胞分裂を繰り返すようになります。分裂した細胞ひとつひとつが成長していくことになれば、ペニスはまさに細胞レベルで成長していくことになります。細胞レベルで成長したペニスが小さくなるということはまずないでしょう。
田七人参には他にもさまざまな健康効果があります。ペニス増大を目指している男性の中で、健康状態が万全であるという方はそういないでしょう。しかしながら、ペニス増大というのは体が健康であって初めて目指せるものでもあります。当たり前のことなのですが、ペニスも体の一部です。体が不健康な状態で、ペニス増大を目指すのは難しいでしょう。体を健康な状態にしてこそ、ペニス増大がより現実的なものになってくるのです。体を健康にするというのは、ペニス増大における土台のようなものと考えていいでしょう。