ボスウェリアとは?
日本ではあまり馴染みのないボスウェリアですが、海外では比較的ポピュラーなハーブです。カンラン科ニュウコウ属の樹木で、その種類はなんと25ほどもあると言われています。熱帯アフリカの乾燥地帯に多いのですが、数種類は西アジアからインドあたりにも分布しています。
ボスウェリアの中には、その幹から芳香性の樹脂を出すものがあります。これを「乳香」と呼んでおり、同じくカンラン科であるコンミフォラ属のコンミフォラの樹脂である「没薬」とともに古くから宗教の儀式における薫香として使われてきました。聖書にも記載されています。
ボスウェリアの効能効果
日本ではあまり馴染みのないボスウェリアなのですが、サプリメント大国であるアメリカなどではサプリメントとしてもとても人気があります。というのも、ボスウェリアは炎症物質によって引き起こされる炎症や痛みなどに働きかけてくれるのです。リウマチやアトピー性皮膚炎、変形性関節症などによる炎症や痛みを引き起こす免疫物質としては、ロイコトリエンやプロスタグランジンといったものが挙げられます。ボスウェリアはこれらの免疫物質に働きかけてくれるのです。
ロイコトリエンもプロスタグランジンも免疫物質ですので、体にとっては必要なものです。しかしながら、それが過剰分泌されてしまうと痛みやかゆみなどの症状を引き起こしてしまいます。必要ではあるものの、できることなら減らしたいものでもあるのです。ボスウェリアはロイコトリエンやプロスタグランジンの生産をコントロールすることができますので、ロイコトリエンやプロスタグランジンによる炎症や痛み、かゆみといったものをコントロールすることができるのです。実際にアメリカのアレルギー内科などでは、ボスウェリアはよく使われているものです。
アメリカのアレルギー内科などではよく使われるという話をしましたが、ボスウェリアは実際に喘息や鼻炎、花粉症などにも効果を発揮してくれると言われています。喘息や鼻炎、花粉症などでは、ロイコトリエン拮抗薬という薬が使われるのですが、ボスウェリアはこの
ロイコトリエン拮抗薬を助けてくれる成分でもあるのです。
ロイコトリエン拮抗薬というのは、ロイコトリエンという炎症物質が作用する先の受容体をブロックしてくれる薬です。ただ、この薬は効果が出てくるのに数週間かかることもあります。ボスウェリアはロイコトリエンの受容体をブロックするのではなく、そもそもロイコトリエンを作らせないようにするので、ロイコトリエン拮抗薬では十分に効果が出ないと判断したときにボスウェリアを併用していくこともあります。かなり心強い成分と言えるでしょう。
ボスウェリアによって、喘息の気管支平滑筋の収縮の緩和、気管支喘息の気道炎症の改善、アレルギー性鼻炎の鼻孔の閉塞の緩和、花粉症の鼻孔の閉塞の緩和、副鼻腔炎の鼻孔の閉塞の緩和といった効果が期待できます。医薬品とボスウェリアを併用することによって、症状の改善だけではなく、予防にもつながってきます。
すでに十分すぎる効果効能を持っているボスウェリアなのですが、コレステロールを酸化から守って動脈硬化を防ぐという働きもあります。実際に、アメリカでは動脈硬化の予防や動脈硬化の症状の進行を食い止めるためにボスウェリアが使われているのです。
動脈硬化というのは、もともと血液の質の悪化によって起こります。では、何が血液の質を悪くするのかというと活性酸素です。活性酸素については日本国内のメディアでもいろいろなところで取り上げられていますので、ご存知の方も多いでしょう。血液中で大量に活性酸素が発生するのはリポキシゲナーゼという酵素によるものです。リポキシゲナーゼは好酸球という活性酸素をたくさん作り出す白血球の動きを活発にしてしまうのです。
ボスウェリアには、このリポキシゲナーゼという酵素の活性化を防ぐ効果があります。そのため、活性酸素の発生を抑えることができますし、それによってコレステロールなどが活性酸素で悪玉コレステロールに変換されるのを防ぐことができるのです。実際にボスウェリアには高脂血症の方の動脈硬化の予防や改善、高血圧の方の動脈硬化の予防や改善、コレステロールの酸化予防による悪玉コレステロールの抑制といった効果が期待できるということで海外では積極的に活かされています。
さらに、ボスウェリアは関節炎などの関節の痛み、骨の痛みにおける原因物質であるロイコトリエンというものを抑制してくれます。具体的には、リウマチや掌蹠膿疱症性骨関節炎やヘパーデン結節の痛みの改善、変形性膝関節症の炎症や痛みの改善、変形性股関節症の炎症や痛みの改善、関節の潤滑油や軟骨の分解を防いで変形性関節症を予防すること、腰痛の改善といった効果が期待できるのです。
痛みというのはヒスタミンによって引き起こされることもあるのですが、ロイコトリエンという免疫物質によっても痛みや炎症が引き起こされます。ボスウェリアによって、ロイコトリエンの生産が抑制されることになりますので、ロイコトリエンによって起こっている炎症や痛みに関しては改善が期待できるのです。炎症や痛みの原因物質の生産を減らし、痛みや炎症を和らげてくれます。
関節に関しては、関節を破壊してしまう酵素の活性化を防ぐという効果もボスウェリアにはあります。関節のトラブルというのは、関節の軟骨が破壊されてしまうことによって起こるものが多いのですが、ボスウェリアは関節の軟骨の破壊を防ぐという面でもアプローチしてくれるのです。
関節では、EPAとヒアルロン酸と水の混ざり合ったセラミドという成分が潤滑油の役割を果たしています。このセラミドを守ってくれるのがボスウェリアなのです。そして、セラミドを壊してしまうのがヒアルロニターゼという酵素です。セラミドを壊すだけではなく、軟骨をも脆くしてしまいますので、このヒアルロニターゼという酵素の働きを弱めることが大切になってきます。ボスウェリアはこのヒアルロニターゼという酵素の働きを低下させてくれるので、結果的に関節を守ることができるのです。
ボスウェリアがセラミドを守ってくれるという話をしましたが、セラミドといえば関節だけではなく肌にとっても重要な成分です。ボスウェリアがセラミドを守ってくれることによって、アトピー性皮膚炎や乾癬といったものの改善にもつながってきます。
セラミドの質の低下というのは、思っている以上にさまざまな問題を引き起こします。セラミドの質の低下によって皮膚や粘膜が薄くなると、アトピー性皮膚炎や乾癬、過敏性大腸炎、敏感肌、しわ、たるみなど健康面から美容面までさまざまな問題が起こります。ただ、先でもお話ししましたようにボスウェリアというのはセラミドを守ってくれる働きを持っています。ボスウェリアがセラミドを守ってくれることによってセラミドの質の低下を防ぐことができますし、セラミドの質の低下によって起こる美容面や健康面でのさまざまな問題を防ぐことができるのです。
上記のような問題は体質の問題でもあります。そう考えると、ボスウェリアは体質改善にも役立ってくれるといえるのではないでしょうか。他にもボスウェリアにはリラックス効果や集中力アップの効果があると言われています。
ボスウェリアがペニス増大に役立つ理由
思っている以上にさまざまな効果効能のあるボスウェリアなのですが、ボスウェリアはペニス増大サプリに配合されていることもあります。当然、ペニス増大に役立ってくれるからこそ配合されているのですが、具体的にはどのような形でボスウェリアがペニス増大に役立ってくれるのでしょうか。
結論から言ってしまうと、ボスウェリアが直接的にペニス増大に働きかけてくれるというわけではありません。ただ、ボスウェリアの持っているリラックス効果や集中力アップの効果がペニス増大へと間接的に働きかけると考えられます。リラックス効果や集中力アップの効果というと一見ペニス増大には関係がないように思えるのですが、思っている以上に重要なポイントになってきます。
まず、リラックス効果についてです。リラックスの反対は緊張なのですが、緊張すると体がかたくなってしまいます。緊張したときに手をぎゅっと握ってしまう方も多いでしょうが、まさに緊張して体がかたくなっている状態です。体がかたくなると、血液の流れが滞ってしまいます。ペニス増大にあたっては血液の流れが重要なポイントになってきます。血液の流れが悪くなってしまえば十分な勃起もできなくなってしまいますし、ペニス増大も期待できません。
ボスウェリアのリラックス効果は、緊張からの血液の流れの悪化というものを防ぐことができます。実際にセックスをするときにも、リラックスできるからこそ十分にそのパワーを発揮できるようになるのではないでしょうか。ペニスに関する問題は精神的なものも大きく影響してきますので、ボスウェリアのリラックス効果は精神面からペニス増大をサポートしてくれるのです。
次に、集中力アップの効果についてです。セックスのときというのは、意外に集中力が必要になってきます。途中で気が散ってしまって、中折れしてしまったという経験のある方も多いのではないでしょうか。ボスウェリアの集中力アップの効果によって、毎回セックスにきちんと集中できるようになるでしょう。
セックスのときはもちろん、ペニス増大にあたってのチントレなどでも集中力というのは求められます。セックスのときには集中力アップで勃起状態を長時間キープできるようになりますし、チントレの際にもチントレに最適な半分勃起させた状態をしっかりとキープできるようになるでしょう。ボスウェリアというのはこのように間接的にペニス増大に役立ってくれる成分なのです。