クラボワスカとは?
日本では次から次へと新しい健康素材が取り上げられる傾向にあります。テレビはもちろん、雑誌やインターネットなど本当にさまざまなものが取り上げられるものです。健康情報に敏感な方であれば、一通りチェックしているという方も多いのではないでしょうか。ただ、そういった方でもクラボワスカについてはあまりご存知ないかもしれません。実際に、日本では馴染みのないものです。クラボワスカというのは、全長80メートルにも達する大型の蔓植物です。アマゾン熱帯雨林を含む南米の熱帯地方に自生している植物になりますので、日本で馴染みがないのも当たり前です。
クラボワスカは小さな白い花をつけるのですが、蝶や蜂などの昆虫による受粉によって細長く平らな豆状の実をつけます。クラボワスカはその蔓や根、葉からチョウジノキに似た香りがします。チョウジノキは「クローブ(CLOVE)」とも呼ばれており、似た香りがするというところから「ツルチョウジ(CLOVE VINE)」、「シロチョウジ(WHITE CLOVE)」という名前も付けられています。クラボワスカの蔓を切断すると中心部が金色や黄色でその周囲を赤茶色が取り囲み、その断面には美しいマルタ十字模様が綺麗に浮かび上がります。
クラボワスカの効能効果
クラボワスカというのは、さまざまな効能効果を持っているのですが、実はその研究というのはあまり進んでいません。そのため、クラボワスカの効能効果というのはクラボワスカをその昔から活用してきたアマゾン先住民などにおける民間伝承から知っていったほうが理解が深まるでしょう。
アマゾン先住民であるシピボ・コニボ族、カヤップ族、アスリニ族では、クラボワスカを男女共に効く媚薬として、インポテンツの治療薬として使っていました。胃への負担を軽減するため、アヤワスカという植物があるのですが、そのレシピとして配合されることもあれば、アヤワスカ煎剤を飲んだ直後に併用することもあります。アヤワスカは、精霊界とつながる目的で先住民が使う強力なハーブ煎剤です。アヤワスカやチャクルーナといったものをはじめとした複数の植物が作り出す相互作用によって、幻覚作用を含む意識の拡大がもたらされるのです。クラボワスカ自体には幻覚作用はありませんが、アヤワスカ煎剤にレシピのひとつとして加えたり、併用したりすることによって、作用の調整をおこなっていたと考えられます。
ペルーでは現在でも、クラボワスカを植物療法のひとつとして積極的に利用しています。主な用途として挙げられるのが媚薬です。ペルーには男性のインポテンツ、女性の不感症や性欲減退向けのハーブフォーミュラがあり、その中で特に有名なものが二種類あります。ひとつは「シエテ・ライーセス(七つの根)」で、もうひとつは「ロンペ・カルソン(パンツ破り)」というものです。クラボワスカはこのどちらのフォーミュラにもレシピのひとつとして配合されていて、実際に市場の薬草店でも販売されているのです。
クラボワスカの蔓から作られるチンキは、関節炎や筋肉痛、発熱に利用されることもあります。クラボワスカの根に含まれる樹脂や樹液には、「ユーゲノル」と呼ばれる成分が含まれており、こちらは局所的な鎮痛効果を発揮してくれます。そのため、歯痛止めとして使われることもあります。クラボワスカを媚薬として調製するには、蔓をアルコールで浸出させるのが伝統的な手法なのですが、多くの場合にはアグアルディエンテと呼ばれるサトウキビでから作るラム酒を使います。ブラジルでは、「シポ・クラボ」と呼ばれていて、これを煎剤として調製して消化促進、腸内ガスの排出、消化不良に使われ、アルコールチンキが媚薬として使われています。
クラボワスカというのは、あくまでも天然植物の名称に過ぎません。実際に体へと働きかけてくれるのは、クラボワスカに含まれている成分です。クラボワスカに関しては、ブラジルの研究者がおこなった予備試験によってティナンティナと呼ばれるアルカロイド、ユーゲノルと呼ばれるタンニン酸、エッセンシャルオイルが活性成分として発見されています。クラボワスカの効能効果というのは、基本的にこれらの活性成分によるものだと考えられています。
ティナンティナは、クラボワスカに含まれる有効成分のひとつになります。ティナンティナは窒素などを含有している有機化合物になります。ティナンティナがどのような働きをするのかというと、血行促進の効果です。最近ではサプリメント市場でもL-シトルリンの需要が高まっているようですが、このL-シトルリンと似ていると言えるでしょう。ただ、ティナンティナのほうがL-シトルリンよりも優れていると言えるかもしれません。というのも、血行を促進できるだけではなく、性感を高めるという効果もついてくるのです。性的なことで悩んでいる方は性別や年齢に関係なく多いものです。血行を促進しながら、性的な問題をも解決してくれる可能性があるのです。
クラボワスカには、ユーゲノルと呼ばれる有効成分も含まれています。こちらはタンニン酸と呼ばれる植物界でよく見られるポリフェノールの一種です。ポリフェノールの一種ということで、強力な抗酸化作用なども持っています。ストレスや喫煙、飲酒などの影響で活性酸素がたまってしまうのですが、その活性酸素を取り除いてくれるのです。酸化というのは老化を招きますので、アンチエイジング効果があると言ってもいいでしょう。鎮痛作用や媚薬としての効果もありますので、健康面でも性的な面でもサポートしてくれる成分です。
クラボワスカには、エッセンシャルオイルと呼ばれる精油も含まれています。エッセンシャルオイルについては何となく想像がつくという方も多いでしょうが、その想像通り、強力なリラックス作用や精神安定作用があります。緊張感や不安感などを和らげることができます。メンタルというのは思っている以上に重要なもので、メンタルから体のほうに異常が起こっているというケースも少なくありません。特に、ストレス社会と呼ばれるような今の時代を生き抜く方にとっては、ありがたい成分といえるのではないでしょうか。
クラボワスカというのは、その昔から使われてきたものではあるのですが、その割には研究があまり進められていないものでもあります。そのため、現時点でクラボワスカに関する情報というのはかなり限られています。しかしながら、ここでご紹介しましたようにクラボワスカには本当にさまざまな効能効果が期待できます。今後、クラボワスカの研究が進んでもっといろいろなことが解明されれば、日本でももっと身近なものになってくるかもしれません。
クラボワスカがペニス増大に役立つ理由
日本では馴染みのないクラボワスカなのですが、クラボワスカがサプリメントなどに配合されていることがあります。実際に、ペニス増大サプリの中にはクラボワスカを配合しているものもあります。ペニス増大サプリに配合されるということは、やはりペニス増大においても何らかの効果が期待できるということでしょう。ここでは、クラボワスカがペニス増大に役立つ理由についてご紹介していきたいと思います。
まず、クラボワスカの有効成分から見ていくと、ティナンティナの役割が大きいかと思います。というのも、クラボワスカに含まれているティナンティナには血行を促進する働きがあります。血行の促進というのは、ペニス増大においてとても重要なポイントになってきます。というのも、血行が促進されることによってペニスにたくさんの血液が流れ込むようになるのです。
ペニスにたくさんの血液が流れ込むようになると、これまで中途半端な勃起しかできなかった方でも100%の勃起、それ以上の勃起もできるようになるかもしれません。ペニス増大にあたって、より強力に勃起して、その状態をキープするということはとても重要になってきます。というのも、それによって体に大きくなったペニスの感覚を覚えさせるのです。実際に、強力な勃起力によってペニスがゴム風船のように引き伸ばされることになります。膨らませた後のゴム風船のように、ペニスが物理的に大きくなるのです。
また、ペニスの隅々にまで血液が行き渡るようになり、ペニスの細胞にしっかりと栄養と酸素が行き届くようになります。十分な栄養と酸素があれば、ペニスの細胞は活性化し、細胞分裂を繰り返すようになります。分裂した細胞ひとつひとつが成長していけば、ペニスも細胞レベルで増大していくのです。
血行促進によってペニスだけではなく、全身の血行も改善されるでしょう。血行改善によって体の巡りがよくなれば、体のバランスも整ってくるようになります。ホルモンの分泌も正常化されるでしょうし、それによって男性に欠かすことのできない男性ホルモンはもちろん、成長ホルモンも分泌されるようになるでしょう。成長ホルモンはペニスの成長にも働きかけてくれるはずです。
クラボワスカに含まれているユーゲノルやエッセンシャルオイルは、主にストレスへの働きかけが大きいです。ストレスによって発生した活性酸素を除去してくれるのがユーゲノルで、そもそものストレスを緩和してくれたり解消させてくれたりするのがエッセンシャルオイルです。
ペニス増大においては、クラボワスカに含まれているティナンティナによる血行促進作用が大きいものの、他の有効成分であるユーゲノルやエッセンシャルオイルにもペニス増大に役立ってくれる働きがあるのです。先住民たちが媚薬として使っていたという部分も、ペニス増大にあたっては確実にプラスに働いてくれるでしょう。クラボワスカ単体で絶大なペニス増大効果があるというわけではないものの、ペニス増大に役立ってくれる成分もいくつも含んでいるという点ではかなり評価できるのではないでしょうか。