カミツレとは?
カミツレというのは、一般的には「カモミール」と呼ばれているものです。ハーブを専門的に取り扱っているお店などでは、定番のハーブです。カミツレは、ヨーロッパ原産のキク科植物になります。さまざまな呼び方があるのですが、一般的には「カモミール」、オランダ語では「カミツレ」、フランス語では「カモミーユ」と呼ばれています。ハーブとして親しまれているカミツレには、実はふたつ種類があります。ひとつは多年草のローマン・カモミールと、もうひとつは一年草のジャーマン・カモミールになります。ふたつの種類があるカミツレなのですが、それぞれで香りというのは微妙に違います。ただ、花や葉っぱの形、ハーブとしての効能はとてもよく似ています。
一般的にカミツレといったときには、ジャーマン・カモミールのほうを指す傾向にあります。草丈は15cmから60cmほどで、茎は多く枝分かれしており、羽のように細かく切れ込んだ葉っぱが特徴です。初夏から夏にかけて白い花びらをもつマーガレットのような小ぶりな花を咲かせます。カミツレという名前は古代ギリシア語で、「地上のリンゴ」を意味する「カマイメロン」に由来していると言われています。実際に、カミツレというのはあまり香りがしますし、その香りはリンゴの香りに似ています。
カミツレの歴史はかなり古く、4000年以上前のバビロニアではすでに薬草として使われていたと言われています。ヨーロッパでは「医者の薬」といわれるほど代表的な医療用ハーブとして知られています。カミツレが日本に入ってきたのは、江戸時代のことでポルトガルやオランダから医学の薬として入ってきました。かつてはあのクレオパトラが安眠の薬として使っていたとも言われています。月経痛などの女性特有の症状を緩和するためにも使われており、「マザーハーブ」とも呼ばれることもあります。
カミツレは、ハーブティーとしての利用がよく知られています。花が開ききる前に花の部分を摘み、生のままか乾燥させたものをハーブティーとして飲みます。それ以外だとカミツレの精油をお風呂に入れるといった形でも使うことができます。鎮静効果や消化促進効果、催眠作用、リラックス効果といったものはもちろん、風邪の初期症状への即効性も期待できます。ドイツではカミツレが歯肉炎の予防や治療に有効と承認されており、カミツレエキスや濃いめのカモミールティーがマウス・ウオッシュなどにも使われています。基本的には人間の健康を支えるものとして使われているのですが、他の植物を元気にしてくれる働きもあります。弱った植物の近くにカミツレを植えると、その植物が元気になるとも言われており、「植物のお医者さん」と呼ばれることもあります。
カミツレは、その昔から親しまれてきたハーブです。民間療法でもカミツレは大いに生かされてきたのですが、本当にさまざまなシーンで使われてきました。カミツレには消化管の健康維持、抗炎症作用、鎮静作用、抗菌作用、リラックス効果などがあるのですが、本当に体のありとあらゆるところに作用してくれます。そのため、そのカミツレをそのまま体の中に取り込むことのできるハーブティーとしての飲用が一般的です。最近では質のいい睡眠を求める方やリラックス効果を求める方が、夜寝る前にカミツレのハーブティーを飲むということも多いようです。カミツレは抗炎症作用や抗菌作用を持っていますし、保湿効果も高い傾向にありますので、入浴剤やシャンプー、スキンケア用品などにも配合されることがあります。ハーブティーやサプリメントとして摂取する際には、まれにアレルギー反応や気管への異常が出ることもありますので注意しておきましょう。
カミツレの効能効果
カミツレには、さまざまな効能効果があります。おそらく一般的にもよく知られており、有名な効能効果としてはリラックス効果が挙げられます。カミツレは、心を落ち着かせる効果において本当に優れたハーブです。緊張感や不安感、怒り、恐怖感などのネガティブな感情を緩和してくれます。気持ちを落ち着かせてくれますし、リラックスを促してくれます。ほっと一息つきたいときはもちろん、慢性的に緊張状態が続くことによって起こっている不眠症などにもその効果を発揮してくれます。ピリピリしがちな現代人には欠かせないハーブとも言えるでしょう。
カミツレには、鎮痛効果もあります。頭痛や歯痛、神経痛、月経痛などの日常的に感じやすい痛みはもちろん、かゆみ全般にも効果があると言われています。こういった痛みやかゆみ以外にも、神経性の筋肉痛やリウマチ、痛風などにも効果を発揮してくれますし、女性特有の月経前の緊張や更年期障害にも働きかけてくれます。女性特有の症状で悩まされている方にもありがたいハーブです。さらに、カミツレは消化器官機能保持作用というものがあります。そのため、胃炎や消化不良、下痢、嘔吐、腹部膨満などにも働きかけてくれます。肝臓障害や性尿路、黄疸などの不調にもアプローチしてくれます。
先でも触れましたが、カミツレには口内の健康を維持する効果も期待できます。カミツレには素晴らしい抗炎剤としての働きがありますので、口腔粘膜から食道、胃腸までの、消化器系の粘膜の炎症を抑えてくれます。カモミールティーを飲むだけでもこういった効果を実感することができますし、濃いめに入れたものでうがいをすることによって、歯肉炎や口臭予防にも役立ってくれます。日本人は海外に比べると口内のケアが行き届いていませんので、日本人にとってありがたいハーブと言えるでしょう。
カミツレは、肌の炎症をも鎮めてくれます。にきびはもちろん、湿疹や皮膚炎、日焼け、やけどなど、炎症を起こした肌全般に効果を発揮してくれます。乾燥肌や肌にかゆみがあるときにも効果を発揮してくれます。カミツレには精油成分として、α-ビサボロールというものが含まれているのですがこの成分が抗炎症作用、抗菌作用、抗真菌性作用、消炎作用、抗アレルギー作用といったものを持っています。それに加えて、防腐効果や皮膚への保湿効果も持っていますので、化粧品や入浴剤などにもよく使われています。ニキビなどの肌トラブルに悩んでいる方はもちろん、アトピー性皮膚炎などで悩んでいる方も症状の緩和が期待できます。ちなみに、カミツレがシャンプーに配合されていると抜け毛を防いで美髪を目指すことができます。
カミツレは、風邪の初期症状や月経痛にも効果的です。カミツレをハーブティーで取り入れると、体を温めて発汗させてくれるので、風邪の初期症状の緩和にも効果的です。実際に、カミツレのハーブティーは薬茶として使われています。ドイツではハーブ研究がかなり進んでおり、カミツレの効能も認証されています。子どもの万能薬としても使われていますし、そのリラックス効果と血行促進効果によって女性特有の月経痛の緩和も期待できます。
カミツレには、糖化を防ぐ効果も期待できます。糖化というのは、血液中の糖の濃度が高い状態である高血糖が続くことによって、体の中のたんぱく質や脂肪などが余分な糖と反応して、分解されにくいAGEsに変性してしまうということを指します。カミツレには、「カマメロサイド」というものが豊富に含まれているのですが、このカマメロサイドというものが糖化を防いでくれるのです。糖化によって、糖尿病や白内障、骨粗しょう症、肌のシミ・シワ、心筋梗塞、がん、アルツハイマー病などさまざまな病気が引き起こされることになります。先でもお話しましたようにカミツレにはジャーマン・カモミールとローマン・カモミールがあるのですが、この有効成分であるカマメロサイドは、ローマン・カモミールにより多く含まれていると言われています。
カミツレがペニス増大に役立つ理由
ハーブの中でも知名度が高く、さまざまなところで活かされているカミツレなのですが、思っている以上にいろいろな効能効果を持っています。体にいいということはわかったものの、それがどのようにペニス増大に役立つのかわからないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、カミツレがペニス増大に役立つ理由についてご紹介していきたいと思います。
カミツレには、リラックス効果があります。リラックスの反対は緊張なのですが、男性の中には体や心が緊張状態にある方が本当に多いです。特に、現代人というのは時間に追われるような毎日を送っている方が多いです。息抜きをしようと思っても、その時間すら確保できないという方もいるのではないでしょうか。心も体も緊張状態が続くと、筋肉がこりたかまってしまって血流が悪化してしまいます。血流が悪化すると、勃起すらも十分にできなくなってしまいます。
心や体の緊張によってこりたかまってしまった筋肉をほぐしてくれるのがカミツレなのです。カミツレのリラックス効果によって、心の緊張も体の緊張もほぐれていき、血流が改善されるようになります。これによって、ペニスによりたくさんの血液が流れ込むようになり、しっかりと勃起できるようになります。ペニスがしっかりと勃起するようになれば、ペニスが引き伸ばされることによって物理的にも増大していきますし、血液によって細胞に必要な酸素や栄養が届けられることになりますので細胞レベルでも成長していくことになります。
また、カミツレというのはさまざまな健康効果を持っています。ペニス増大を目指す上で、体の健康というのは土台となる部分です。体が不健康な状態でペニス増大を目指すことはできませんので、そういった意味ではカミツレはペニス増大における基礎を築いてくれるものといえるのではないでしょうか。リラックス効果によって心の健康にも働きかけてくれますので、心身ともに健康な状態でペニス増大を目指すことができるでしょう。